読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2015.02.26

きょうは昨日のカレーの残りをお弁当にして、ご飯を炊くのを忘れたから代わりにコストコディナーロールを詰めた。
お昼休みに温めて食べたそいつはめちゃんこ美味しかった。
やっぱり一晩寝かせたカレーは格別だ。
きのうこのカレーをつくってくれた二人はもう帰っただろうか。

朝はばたばたしていて夜はうとうとしていたから、きょうはこのカレーのことと、あとは仕事中ぼんやり思い描いていた将来のプランのことしか覚えていない。

30まで独身だったら会社辞めるつもりなんだけど、そうしたらやろうと思っていることの候補がふたつあって、ひとつはタイだかブータンだかに飛んで出家したい。ゆくゆくは中国にわたって太極拳とかチネイザンをマスターしタオイズムにも通じたい。アジア各地のスラムを放浪し独自の宗教観を獲得し、胡散臭さの極北に達した暁には渡米する。欧米人のオリエンタリズムをくすぐって21世紀末の北米大陸に史上最大最高のヒッピーコミューンを建設するのだ。

もう一つはへんてこな映画館を作りたい。本棚やカフェスペースもあるような、だらだら居つける悪所。学校や会社をさぼったときに来たくなるようなもうひとつの居場所。海を眺めたいような、やるせない気分のときにふらっと寄りたくなるような場所。この国がいよいよおかしくなって、表現の弾圧が進んだときにこそ、へらへらこっそり過激な映画をかけるような、秘密基地のような独立国家のような映画館をつくりたい。

結局僕はいつでも、なんだかわくわくしながらも落ち着ける、無理せず背伸びができていつもより自分が素敵な人物になったかのような気分にさせる、ありのままなんかよりもずっとほんとうらしい自分になれる、そんな場所をつくりたいのだ。
それはいまの仕事を選んだ理由にも通じているし、いまはまだ、ここでできることを諦めるつもりはない。

できないやつだと思われて、面白くもない仕事に忙殺されて、こんなことに時間を食いつぶされていくのはたまらないと仕事を辞めることはしたくない。
どうせなら、自分の方が面白くて、ここじゃ物足りないという不遜さで会社を去りたい。そのためにも、まだまだここでやらなきゃいけないことが山積みだ。

連休が近いので気持ちが前向き。
大人になってからの方が、将来の夢を描いて胸が高鳴ることが増えた。
日々の忙しさにいくら磨り減ろうとも、いつかきっと辿り着くその場所を見据えて、しっかり生きていかなくちゃ。