2015.03.04
8時過ぎに起きて、近所のおいしいパン屋さんにいく。
雨は上がっていた。嬉しい。
「朝早くから偉いわねえ、学生さん?」なんて、声をかけてくるおばちゃんは、役者の子の小学生のころの同級生のお母さんで、そういう、ずっと続く、地元のお店というものに、とても心惹かれる。
のんびり過ごして、坂の上の公園の、梅やら、菜の花やら、池やらを、ぼんやりと眺めつつ、曇りだったのに、だんだんと気持ちのいい晴れ具合で、何度もベンチに腰かけては、「いいねえ」って言い合っては呆けていた。
午後は東京北部まで出ていって、あさってからのイベントでご一緒する参加団体とスタジオ稽古。
イベントに参加してくれる団体のお芝居をみて、気が引き締まるような思いだった。
楽しいなあ、と思いつつ、でもこれだけでやっていくような気持ちにはやっぱりならないな、ともなんとなく、はっきり分かった気もした。なぜだか。
きょうはここへの写真の上げ方がやっとわかった。
けっこうがんばって稽古をしたからくたびれていることだし、写真をたくさん貼付けて、文章を少なめにしてごまかしてやろうと思っている。
日没より、すこし前。スタジオでの合同稽古が解散したあとは、三駅ほどまた電車に乗って現地にいってみる。かるく打ち合わせをして、てきとうに商店街をぶらぶらする。勝手に写真を撮っておばちゃんに叱られたり、そこのコロッケが旨かったり、あざとい猫にすり寄られてあっさりでれでれしたり、美味しいお蕎麦を食べたりして、眠たくなって解散した。
あしたはお芝居の準備。
現地にテントを建てます。
あさってからははやくも本番。
たのしみだ。
ぜいたくなことに、すこし面倒くさくもある。
そうだ、これだよ、これ。
「生きてる」って、気がするぜぇ。