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2015.03.16

春は変化の季節、季節というにはあまりに人為的で風情にかけるけれども、ともかく、大学卒業そして就職というのは案外シームレスで思っていたほどの感慨もなくしょうもない自分はしょうもないまま一年が経過しかけている。いま、昨年とは比べ物にならない変化の予感に満ち満ちていてまったくそわそわしている。どうなるんだ、四月の俺。

 

朝気持ち早起きをして、薄い珈琲を淹れる。

仕事用の革靴をぴかぴかに磨く。

これだけで気持ちも改まるから不思議なものだ。

 

のんびり珈琲を飲みながらYouTubeで音楽をてきとうにかけて、余裕を持って家を出る。

 

きょうは好きな人たちととしまえんにピクニック。

なんだかんだ雨に降られずにいい天気。

おいしいお弁当が嬉しい。美味しい。

玄米おにぎり三種。明太子とタケノコと、ええと、あとなんか梅だっけ。

ブロッコリーとオクラを塩ゆでしたもの。

たこさんウィンナ。

冷めてこそ美味しい卵焼き。

ちくわにチーズもしくはキュウリを詰めたもの。

いなりサラダ二種。これがあまじょっぱくて旨かった。

林檎のうさぎ。

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お腹がいっぱいになってから閉園ぎりぎりまで乗り物を乗り回した。

久しぶりに絶叫系に乗ってみたら三半規管が悲鳴を上げた。

あらためて思ったのは、飛び上がる、落ちる、そのときの内蔵がひっくり返るような感覚。走る、風を受ける、大きな機械に身を任せて思わぬ動きに驚く。そういう体の悦びは、こどものころからきっと変わってはいない。

園内を走り回り、手すりにぶら下がる、機械の昇降にいちいち歓声をあげる、そんなちびっこたちをみていても、そんな思いが強くなり、もしかして昔から、体を動かすこと自体は嫌いじゃなかったんじゃないかと思う。体を動かし、感じることは、楽しい。余計なことはいらない。きっとそうなのだ。そういうものなのだ。

 

閉園後、ふらっと入った喫茶店はテレビでも有名なところだったらしく、マスターのくどいお喋りが楽しかった。

人の迷惑も考えず、無邪気に人なつこいじいさんは、ほんとうにかわいかった。あんたもあたしみたいにやればいい、とじいさんは言ったけれど、いや、その愉快なお喋りの押し売りは、年を食ってこそ許されるものだろうとも思う。羨ましくなるような、魅力的なじいさんであった。

 

稽古に向かう一人と別れ、もう一人と横浜で一杯ひっかける。

来月から社会人になる彼女とたのしい約束をする。

これから生き延びていくための、大事な約束だ。

呑みながら手帳に今後やっていくことを書き出してみると、大きな企画がみっつよっつ控えていて、考えてみただけでくたびれる。

仕事もどうなるか分からないうちから、課外活動がどんどん充実していく。

まったく、仕方のないことだ。また明日から、もっとおもしろくなってしまう。

 

帰宅するとまたご飯が待っている。

鶏と野菜炒めにポン酢胡椒をかけたもの。葱のみそ汁。これまた旨い。

 

今日もいい一日だった。

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