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2015.04.01

なんの実感も感慨もないまま新しい職場に行って、朝礼でご挨拶をする段になってようやく実感が湧いてきた。ああ、いま俺は、自分で選んだ憧れの職場に立っている。しみじみ、頑張ろうと思った。

緊張とあとなんだか熱に浮かされたようにぼんやりとしてしまって、あんまり覚えていない。

ただ、部長陣や上司の方々からのお話を聞いて、その距離の近さにおどろく。

肩を組まんばかりに近づいてくださり、それでいてどっしりと構えていて格好がいい。

すでにたいへんそうだったり、面倒臭そうな予感もあるものの、倦まず弛まず丁寧に、ふまじめをことさら露わにすることなく、うまい具合に鈍感になって、都合良く、いい塩梅でやっていきたい。

朝が早かったぶん退勤も早く、いままでのんびり小さな歓迎会をしていただいていた。
先輩のグラスの空き具合を、そこまで気にすることもぜず、さまざまな年代の方たちと楽しく飲めるお酒というのは入社以来初めてかもしれない。

昨年度、いま僕のいるところにいたひとつ上に先輩は「たいへんだぞぉ。苦しめー」と満面の笑顔で言った。

いま電車の中で、きょう一日を振り返ってみて、言葉にできることの少なさに気がつく。
また新人なのだから、習うより馴れるように、体で覚え込んでいかなくてはいけない。
いま、ほとんどのことを言葉に変換することなく思い返しているのは、昔よりはそういう体で覚えこむということができるようになったのかもしれない。
そういう意味では、ずっと賢くなった。
頭の良さなんていうのはある程度訓練の結果でしかないし、きっと身体知みたいなものも同じようなものなのだ。

さてはて、明日も朝が早い。
いっちょ気張っていきましょうかね。