2015.05.13

 

この動画、これはフランス語の吹き替えのようだけれど、子どものころ家にVHSがあって、それはたしか英語で、ともかく理解できない言語でご機嫌なうた、ぬるぬるうごくコックのおじさん、とにかく巨大な食べ物に飛び込む下品な快楽。そのすべてに幼い恐怖と興奮をおぼえて、何度も何度も見たような気がする。

 

子どものころから大好きな動画だったかどうかはわからない。

怖くてたまらなかったから、どちらかというと悪夢のような手触りの思い出だ。

いまみるとたまらなく楽しい。

ネット回線さえあれば体感できるトリップ。

退勤して帰路、電車の中でなにげなく動画を漁っていたら、懐かしいものと出くわした。

大事なことや、そうでないことは、すべて忘れてしまった過去にある。

未来は過去にしかない。

だからいつまでたってもなにも覚えてられはしないのだ。

いつのまにか、きょうも夜更かし。

眠れない夜はなんだか子供っぽい。