2020.06.16

見田宗介から真木悠介へ。『社会学入門──人間と社会の未来』終えて『時間の比較社会学』へ。この次は『自我の起源』も読むつもり。こうして著者で追っていくような読み方は珍しかった。自分にしっくりくるのでするする読めるからこそできる読み方だった。


外山恒一全共闘以後』も面白くて、ついつい読んでしまう。理想と現実の間でうごめく未熟な人間関係はいつだって青春のようだった。ついに外山少年が登場してますますその感じが強まった。


夏バテが酷く、日記も最近やる気が出ない。いつのまにか19時を過ぎても外が明るい。夕食後、頭が痛くて横になっていたら、熱中症っぽくなって、強烈な吐き気とだるさに襲われた。まず言語野がやられて、頭のなかで考えていることが像を結ばない。水が欲しい、と思っても、アウウ、と唸るしかできない。奥さんはいつまでもゴロゴロしてる、と呆れて自分のことをちゃきちゃき済ませることにしたらしく、なかなかこちらに気がつかない。怖かった。視界が熱でぼやけるようで、思考も混乱していた。数字の感覚がおかしくなって、自分の身長が1700ミリだとすると、今月が6月だから、やばくないか? みたいなことを考えていたのだけど、いまこうして言語化してみるとまったく意味が分からない。布団の上で汗だくになりながら必死に呻いて考えていたのは謎の数についてだった。脳のもろさが怖い。


気がついた奥さんが氷枕を持ってきてくれて、ようやく落ち着いた。シャワーを浴びようと思ったら同居人が入っていて諦めて寝た。