2020.08.11(1-p.220)

早寝したので早起き。コーヒーを朝から淹れて飲めると自己肯定感が大丈夫になる。

『こんにちは未来』も残るはメディア編のみ。当たり前だけど、ぜんぶ聴いたことのある話で、でも声と文字とは全然違う。補注とか入るから、自分の知らない語彙が出てきたとき、知らないことに気が付ける。声だといいかげんに聞き流していた。ソニーパークで聴いたトークセッションは僕も出かけて行って、あのとき階段降りてすぐのところで『My Little New York Times』を手渡してくださったのは、いま思えば松井さんではなかったか。生で、声で、文字で、三回触れてもいい話というのはすごいな、と思って、流通とコンテンツは別もんだよね、ということを、思えばこのころ考え始めたのだな。若林恵と内沼さんが神保町で行なったトークも行っていて、そこでもディストリビューターがコンテンツまで作るのとかちがくない? みたいなことが話されていて、よいなあ、と思った記憶がある。流通手段としてのメディア、コンテンツメーカーとしてのメディア。声の大きさでなく、耳のよさを。最近のこの話は、ここからすでに始まっている。

きのう暑さ対応の軽いマスクを買った松屋銀座内のショップには、なぜか木箱のレイアウト例のつもりなのか一冊だけ本があり、それが『さよなら未来』だった。マスクはなんでもよかったので、若林恵が置いてあるショップだというのが購買の決め手だった。マスクは快適で買ってよかった。

一日中デリック・ホッジを聴いている。