2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2020.05.29

労働しながら『労働と思想』を終える。考えるヒントに富んでいて、これまでも色んなところで見聞きしていた固有名詞への解像度がちょっとだけ上がるような気がしていい本だった。 『震える虹彩』もとうとう終えてしまって、写真も文章も、ひんやりとするくら…

2020.05.28

ハリポタ、ホックシールド、ハリポタ、スピヴァク、ハリポタ、ムフ、ハリポタ、ベック。 『ハリー・ポッターと合理主義の方法』は、要はなろう小説なんじゃないだろうか、そうだとするとなろう小説というのは面白いんだろうな、と思う。原作を完読していない…

2020.05.27

『労働と思想』はラクラウ。わかるようなわからんような。『通勤の社会史』を終える。あとはずっとハリポタの合理主義を追う。 GEZAN の、十三月のYouTubeチャンネルにアップされた二本のドキュメンタリーをみる。NEO POGOTOWN も映っていて、いいなあ、と思…

2020.05.26

すっきり起床、労働、ハリポタ。 奥さんが綺麗に梱包してくれた日記本を、郵便局に出しに行く。午前のうちから外出できると気分がいい。 洗濯したての部屋着が臭いと奥さんが言い、槽洗浄を開始した。11時間もかかるらしい。ついでに風呂場のカビなんかも簡…

2020.05.25

日付の変わる頃に布団に入って、午前7時まで寝入ることがなかった。蕁麻疹の予感があって、入社一年目に毎晩のように痒さに目を覚まし、ついに日中職場で発症して早退した、あのころの過度なストレスを思い出す、くだらないことを無視できない状況でくだら…

2020.05.24

最近は土曜日はフヅクエだけでなく碇さんのメルマガも楽しみで、今朝読んで、お返事というかお便りというかを書いて出したりして午前中は終わった。もう昼だったかもしれない。 昨晩の残りのグリーンカレーをつけ麺アレンジしたもので昼食。毎日同居人のご飯…

2020.05.23

それで起きたら13時半だった。ひどい気持ち。 『労働と思想』はサルトル。一個手前のラカンは相変わらず謎図式化に励んでいてわけわかんなかったがサルトルはわかりみが深い。 予報と違って晴れていた。EPIC GAMES で『シヴィライゼーション VI』が無配と…

2020.05.22

雨が続いて平日一度も外に出なかった。 読もうと思っていた本も頭に入ってこない。『モロイ』だけがしっくりくる。『震える虹彩』の「レーザーライト」がべらぼうに巧い。 鬱憤が溜まり仕事の合間にstand.fm での収録を試してみるが、部屋でひとり語るという…

2020.05.21

午前中にバリバリ仕事して、午後は友人とspatial.chat で電話。仮想の空間上で自分のアイコンを相手のアイコンに近づけたり離れたりすると声の大きさがその距離に合わせて変わるというやつ。オンライン飲み会では一個のテーブルにつき回せるマイクが一つしか…

2020.05.20

きのう思いついた原稿をさっそく書き出して、Googleドキュメントからnote の下書きに移してさらにちょこちょこ直して、というのを行っていたのが日付の上では今日にもう変わった25時とかで、奥さんは奥さんで北欧史について読んでノートにまとめている。すっ…

2020.05.19

引き続きジェームズ・C・スコット。国家の黎明期、すでに人は密が疫病を呼ぶことを自覚していた。農耕や牧畜のために人だけでなく動物も植物も微生物もウイルスもぎゅうぎゅうに集まって、その環境に凄い勢いで適応していくこと。疫病というのは、人が集合…

2020.05.18

『NEXT GENERATION BANK』はいま読むとすんなり入ってきて、通読された。お金というのを信頼のシステムだと定義したうえで、信頼というものの形がこれからどう変容していきうるのか、という話だった。これまでどうしたって人間の手によって恣意的に操作され…

2020.05.17

あした晴れたら浅草あたりまで長々と散歩したい、と告げて寝たのが昨日で、晴れたのでお出かけすることにした。とても久しぶりのデートでうきうきする。 せっかくだったら帰りしなに好きなお店でテイクアウトもしたいよね、お店が16時からとのことだったの…

2020.05.16

朝からもうダメだったのだけど、奥さんと同居人はせっせと餃子の皮のあまりでなんちゃってタコスとクレープという豪華な朝食を準備していて、おいしくて、しかし体調すぐれず、おいしく食べながらも、僕は早々と今日一日を諦める旨宣言して、思う存分ぐった…

2020.05.15

昨夜は25時まで『アシュラ』を観ていたせいで、奥さんに寝付けないじゃないか夢見も絶対悪いしどうしてくれると責められながら寝た。登場人物全員が気持ちいいくらい悪人なのだけど、どうしても検察の独立性を頼もしく感じてしまい、検察組のゲスさを割り引…

2020.05.14

キャロル・エムシュウィラー『すべての終わりの始まり』を終えて、わからなさが気持ちのいい、まったく信用ならない語り手ばかりの短編集で、もっと読んでいたかった。それで続いてジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』をやりつつ、わけわからんのが読みたい…

2020.05.13

昼休憩に『灯台へ』を終える。特に第三部は、独身のうちに読んでおきたかった、とすこし感じた。体質としてリリーの視座に共鳴するのだけど、結婚してからどうしても独身者の感覚に対する解像度はどうしたって低くなってしまったように思う。孤独よりも、関…

2020.05.12

朝起きるとべらぼうに調子が悪く、何度も寝込む。その割にまじめに働いて、あいまにウルフ。ある人物に対する印象の移ろい、その描き方が非常に巧い。プルーストのように何ページもかけて移ろいを描くのでなく、数行で端的に流動的な印象を描き切ってしまう…

2020.05.11

一か月以上ぶりの通勤。『灯台へ』を読み始めた。電車は嫌いだが電車が一番本を読める。嫌いすぎて電車にいるという現実をなるべく忘れていたいからだと思う。状況から目をそらすために、ほかのことに没頭していたい。そういう特に褒められたものでもない必…

2020.05.10

どうでしょうのユーコン川160キロを見ながら、今日一日をどうするかを考えた。本はほとんど開かなかった。明日からは『帳簿の世界史』と『灯台へ』になりそうな気分。 お昼は奥さんが鯖缶と蓮根とセロリでパスタを作ってくれる。 録りためていた『映像研には…

2020.05.09

ブランチを買いにパン屋まで散歩。昼過ぎからオンラインでのボードゲーム。ソロ、ニムト、花火。 『火星の人』は最高で、どんどん読んで、読み終わった。すごい面白い! 映画を観たときは、おいおい、こんな面白さを文字だけでどうしたっていうんだよ、と思…

2020.05.08

五月に入って読了したのは、『キャット・パーソン』と本屋博のZINEだけで、いやほんとうはここに13冊の『火の鳥』が加わるが、とにかく文字が足りなかった。『すべての終わりの始まり』は短編ひとつひとつがギア調整に手間取り、その手間取りが楽しいが…

2020.05.07

奥さんも同居人も出社する日。 郵便局に日記本の納品を出しに行くのと、警察署に免許の更新手続きの延長手続きをしに行くのとで奥さんと一緒に家を出て、暑く、夏バテだった。目星をつけていたお店の開店まで本屋で時間を潰す。三分の一くらいが漫画コーナー…

2020.05.06

昼間に爆笑問題カーボーイを七年とか八年ぶりに聴いて、なにかほっとするところがあった。JUNK という悪所に、僕はどれだけ助けられてきたか。ヴォネガットと太宰は僕は太田からだった。学生時代に打ったお芝居の会場中のBGM にカーボーイで太宰について熱弁…

2020.05.05

望郷、乱世、宇宙、生命。 これはネタバレですが『火の鳥』は火の鳥以外だいたいみんな死にます。なのでどれも辛気臭い終わり方をする。あと人類の愚かさがワンパターン。何度もなんども同じような愚かさで身を滅ぼすのでこっちまで辛気臭くなる。もちろんそ…

2020.05.04

朝ごはんは昨日の餃子。奥さんは自分で外に出ない割に歩かないとすぐ具合が悪くなるので一緒に散歩に付き合ってもらう。ドトールでコーヒー豆を買って、ミルクレープとモンブランをテイクアウトする。人の手間暇に金払いたい、と思う。それから近所を開拓す…

2020.05.03

お散歩。今夜は餃子パーティーなので張り切って買い出しを行う。コーヒー豆を買いたかったけどポイントカードを忘れたので明日にする。オリジン弁当で昼食のおかずを買う。 朝から面白すぎない、でもつまらなくはない、面白い映画を見たくて、理想は午後のロ…

2020.05.02

ルーペニアン読了。「いいやつ」がすごい。表題作へのアンサーというか、この作家は実は「男性」の視点こそ巧い。決して「女性」作家ではないというか、性差を無化するわけでもない、様々な性にとらわれた具体的な個人たちの人間性に対する冷徹な観察が冴え…

2020.05.01

ルーペニアンが面白い。今日の分だと「Look at Your Game, Girl」が好み。気分の移ろいの描き方がめちゃくちゃ巧い。さらっとしているようでものすごく明晰で、鮮やか。 連休に入ったのだろうか。「宣言」以降、働いているような休業中のような宙ぶらりんの…

2020.04.30

古田徹也『それは私がしたことなのか』読了。 並行してクリステン・ルーペニアン『キャット・パーソン』とキャロル・エムシュウィラー『すべての終わりの始まり』をちゃんぽんしていて、ルーペニアンは第46回 ガールズ・パワーからホラーへ──クリステン・ル…