2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2015.04.30

休みの日に祖父母の家の二階で窓の桟にクッションを強いて腰を掛けて、3年ぶりくらいに『タオのプーさん』を読み返す。 小学校の頃、三周りくらい年上の好きな友達に「…ちゃんはタオイズムだからね」と愉快そうに言われたその時から、この本は伴侶のような本…

2015.04.29

言っていることが定まらない人は、たぶん嘘をついているわけではないのだろう。単純に自分の気持ちを確かめること、そのためにしんどくても考えるということができないのだと思う。気持ちではなく感情でものを決めるから、軸もなく主張や行動が無軌道に変わ…

2015.04.28

きょうはゆっくり寝て、引きこもっていた。昼寝までした。もうだらけきってものを書く気にならない。本日のお供。【映画】キューブリック『フルメタル・ジャケット』(TSUTAYAで借りたDVD)【本】澁澤龍彦『快楽主義の哲学』(文春文庫)CLAMP『カードキャプ…

2015.04.27

『痩せゆく男』は予想に反して面白かった。まったく応援したくならない主人公をはじめ、だれひとり同情の余地ある、ないしは好感を持てるキャラクターが登場しない清々しさ。その中で渦巻く悪意で二転三転する筋書き。まったく魅力ある人物が登場しないなか…

2015.04.26

今夜は帰ったらTSUTAYAで借りた『痩せゆく男』を観る。ほんとにここ数ヶ月の痩せっぷりはすごい。顔の輪郭が変わってきた。会う人会う人に言われる。横顔がシャープになるのはいい。けれどもえらが余計に目立つからいやだ。『痩せゆく男』は子供のころ、洋光…

2015.04.24-25

ふと、思い立って、これまで両親とやり取りしたメールを見返してみた。移動の電車の中で思わずじんわり涙をためて、我ながらしょうもない。この人生はもう、返しきれないほどの愛で溢れている、そう思い知る。なんともおセンチなことである。「誰が言おうが…

2015.04.23

はてなブログのアプリがアップデートされて仕様が大きく変わった。すっかり前の仕様に慣れていたから、とても使いづらい。ツイッターもそうだし、きっとあらゆるガジェットに言えるのだけれど、「あちこちいじらない」「現状に満足する」という知性がなぜこ…

2015.04.22

書くこともない日というのがある。そういうのは何日も続く。そろそろ起きただのご飯食べただの走っただの、日々の記録をつけていてもだいたいもう生活の機微、そのバリエーションも尽きてきて、書くのが面白くなくなってきた。それでもなんだかやめがたいの…

2015.04.21

きのうからの春の嵐。 気圧の上り下がりやら、気持ちが忙しなく、わけもなく切なくなる。 さいきん疲れと、仕事ばかりの毎日で、特段ここに書くような雑感も浮かばず、ブログをさぼっていたけれど、忙しくはたらくまいにちはそう悪くはない。 とくにこの季節…

2015.04.20

低気圧がえぐくて後頭部をずっとトンカチで殴られ続けるような、ガンガンとした痛みがあって頭が回らない。きょうも朝から晩まで働き通しでもうくたびれた。背中から太ももの裏側にかけて、もう体の後ろ側がぜんぶ筋肉痛のようではやくお風呂に入りたい。そ…

2015.04.19

きょうは朝から晩まで仕事で、12時間くらいか。若手主体でぜんぶやるプロジェクトなので忙しさよりも文化祭のような楽しさの方が際立って、ただ長丁場のハードワークは終えた時にはへとへとで、あしたも朝が早い。そのくせ終業後に飲み会があって、あんまり…

2015.04.18

大事なことでもそうでなくても覚えているということができない。きのうもお出かけしていて、駅から地上に出たところで道の向こうに見つけた本屋さんについて「あそこはいいところだよ。帰りに寄ろう」と自分で言っておいて、いざ用事を済ませてふらふらと入…

2015.04.17

シェアハウスに引っ越して半年ちょっと。だいたいのことが好転した半年間だった。会社でさんざん「お前は他人の気持ちがわからない」「感情がない」と罵られてきてーーいま思うと、あれはまったくDVみたいなものだった。たしかにイラつかせてしまうくらい仕…

2015.04.16

仕事終わりに家とは反対方向の電車に乗って、だらだらと過ごす。だいぶ具合悪かったのがうそのように気持ちが元気。からだはあいかわらずそうでもない。からだよりも気持ちの落ち込みが致命的だから、まだましだ。好きなものはそう変わらない。小学生の頃か…

(2015.04.15)

きのうはおそらく体調が恢復し、疲れる元気が出てきたのだろう。会社を出た途端にどっと疲れてしまって、書くのをすっかり忘れてしまった。案の定、寝て起きるときのうのことはほとんど覚えていない。きのうは23時過ぎには寝たから、ずいぶんぐっすり長く寝…

2015.04.14

朝早くに目が覚めて微かな雨音のリズムに合わせて頭がいたい。風邪で朝からの雨、憂鬱には充分すぎる条件で、くしゃみをする直前のような、泣きたい気持ちで顔がむずむずするような感じでひたすら布団にくるまって午前中のほとんどを過ごした。さすがに滅入…

2015.04.13

きょうは朝が早い。最大限睡眠時間を確保したおかげで、いくぶん体調は回復した。胃腸がぼろぼろなのは相変わらずとして、あたまがいたいのは低空飛行をつづける血圧や気圧のせいな気もする。こちらはいつもよりちょっと辛い程度。お弁当をちゃっちゃと詰め…

2015.04.12

今朝は選挙があったからなるべく早めに起きて投票してから出勤しようと思っていた。けれども明け方なんとなく違和を感じて目を覚ましてから、起きてるんだか寝ているんだかわからない状態がつづいて、あぶないかもな、と思っているうちに少し早い時間からか…

2015.04.11 あるいは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の感想

『バードマン』は「映画」だった。永い鬱に塞いだアメリカ映画は、21世紀を10数年すぎて、ようやく新世紀の魔法をお披露目した。それも、ほぼ完璧な出来栄えで。久しく僕らは映画が魔法だということを忘れていた。撮影と編集と呼ばれる、魔法の杖と呪文は、…

2015.04.10

今日は書く気がしない。とくべつ疲れてるわけでもないはずなのだけど、そう思いながら、こうして実感のないときこそ大抵おおきなストレスを感じているときだともう知っているので今夜はゆっくり休もうと決めた。決めるまでもなく、今日は着々と終わりかけて…

2015.04.09

今朝は家を出る10分前に起きてあわてた。15分で支度を済ませ、いつもよりひとつ後ろの電車に乗る。体はすっかりお休みモードで、目を覚まさない。いつの以上にぼんやりと、でもいつもと違って座れずに、どんどん疲れていった。お昼まで働いて、これはもうち…

2015.04.08

けさは夢の中で考え事をしていたらしく、覚醒してからも引き続きそのことを考えていて、いつ目を覚ましたのだか、境目がいつも以上に曖昧で、あぶないな、と思っているうちに案の定いつのまにか二度寝をしていてひやひやする時間に布団を這い出ることになっ…

2015.04.07

家の裏手は丘のようになっていて、昨晩のランニングでは丘の反対側から頂上の見晴らし公園を経由して家まで下ってこようと思ったのだけれど、想像していたよりも丘の道は長く入り組んでいて、迷って同じ坂を何度も上り下りした。だいぶ疲れたけれど決して歩…

2015.04.06

家を出る30分前に起きてあわてて身だしなみを整えて、リビングのカーテンを開けて今日はいい天気。日差しはそこまで強くはない。インスタントコーヒーと菓子パンの朝食。家の前の小学校は今朝が入学式。葉桜とちらちら落ちる花びらの下、これまでだったら不…

2015.04.05

くたびれた!今日は仕事の終わりにどら焼きとお団子をもらった。ぐへへ。昨日から読んでいる澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』がおもしろい。澁澤龍彦っていかにもな感じでこれまで避けてきたのだけれど、やっぱりいかにもな感じでとても良い。以下に引用する文…

2015.04.04

新しい環境にいると緊張するし慌てるし1日があっという間に終わる。すぐにでも覚えるべきことや、身につけるべきこと、これから長期的なスパンでやっていかなくちゃいけないことが、ぼんやりとだけれど見えてきて、見えてきた分その途方もない道のりにくじけ…

2015.04.03

昨日の夜から祖父母の家に遊びに行って、甘やかされてきた。ゆっくり湯に浸かってぐっすり寝る。のんびり起きて、たっぷりの朝食を食べて、ごろごろしながら読み返していた岡崎京子の『私は貴兄のオモチャなの』ってこんなに面白かったっけ。日の出町のほう…

2015.04.02

おとといは残業がえぐい日で、きのうはあたらしい職場での初勤務で、きょうは早番出勤で、さすがにくたびれるぜ。いろいろと課題が見えてきて、しかしてすでに忙しく、どこまでやれるのか途方に暮れつつ、まったき新人として右往左往しているうちに時間だけ…

2015.04.01

なんの実感も感慨もないまま新しい職場に行って、朝礼でご挨拶をする段になってようやく実感が湧いてきた。ああ、いま俺は、自分で選んだ憧れの職場に立っている。しみじみ、頑張ろうと思った。緊張とあとなんだか熱に浮かされたようにぼんやりとしてしまっ…