2020.05.25

日付の変わる頃に布団に入って、午前7時まで寝入ることがなかった。蕁麻疹の予感があって、入社一年目に毎晩のように痒さに目を覚まし、ついに日中職場で発症して早退した、あのころの過度なストレスを思い出す、くだらないことを無視できない状況でくだらないことばかりあった、それらを点検するように思い出し、嫌な気持ちになったのでradikoカーボーイとバナナムーンを聴いてやり過ごした。爆笑問題はいい。野菜の話で無邪気に盛り上がるだけでこんなに面白いからすごい。日村を餌付けしてシェアされたパピコを、うまいね、と嬉しそうに一緒に食べる設楽もいい。寝れないのは辛かった。

 

それで一日朦朧としていた。仕事はほとんど手につかない。『通勤の社会史』をすこしと、『労働と思想』はウィリアムズからカステルまで。フォーディズムからポストフォーディズムへの移行を、筋肉から人格へ、と表現できるかもしれない、などと思いついた。いま作りたい本の構想メモにそう書いた。筋肉とちがって、人格によるサービスはオン/オフのコントロールが難しく、あっという間に消耗しかねない。

重たい頭で、Twitter のタイムラインに流れてきたハリー・ポッターと合理主義の方法 - ハーメルンを読み始める。僕は本も映画も四巻までしか知らないし、登場人物の名前などもほとんど忘れているようだけれど、屁理屈の楽しさは独自のものなので楽しく読む。思った以上にしっかりと物語を読ませていくスタイルのようだった。

 

見かねた奥さんが寝室の掃除や、マットレス環境の整備を行ってくれる。試しに寝転んでみると、まったくちがう。マットレスのポテンシャルが最大化した感じがあったし、空気がおいしい。

 

眠すぎて、刀剣乱舞の配信が始まる頃には寝ていた。25時ごろ目が覚めて、バナナムーンをまた聴く。アイスが食べたい。ぐっすり寝る。