2020.04.26

日記もZINE もさっそく売れているようで、日記本は納品数を控えてあるから売れ行きが何となくわかる、デジタルでの配信だと在庫というのがないからまったく売れ行きが想像つかなくて、落ち着かない。うっかり百とか二百飛ぶように売れていてほしい。

 

フェリスベルト『案内係』。語り口の散漫さがとても好みだった。プルーストはその散漫さを明確な構造の中において書いていたけれども、こちらはあえてなのか、より拙い、貧しいやり方で書いている。その分、一個一個のつまずきや拘泥がいちいちのったりしている。それがいい。

 

この記事で知った本で、ほかにも数冊控えている。既読のものも好みのものばかりで、楽しみにしている。またtoi books で本を買いたい。オンラインでの買い方が増えると、遠方であれ買おうと思えば好きなお店で買える。それは新しい楽しさでもあり、好かれることが生存を左右する世の中まであと一歩という恐ろしさもある。