2020.01.23

午前5時。なんとなく目が覚めてぼんやりしていると隣であッという小さな叫び声が聞こえて、奥さんも目が覚ましたらしい。僕の白いお洒落着の背面にポテトサラダがべっとりとくっついていて、それを僕をなるべく気落ちさせないままに伝える方法はないものかと葛藤する夢を見ていたらしい。自分でもそれが叫び声をあげるほどの悪夢だとは不思議、とあとで奥さんは振り返る。


午前10時半。今度はアアッという奥さんの叫び声で目を覚ます。目が覚めて時刻を確認しあまりに見事に寝坊したことにびっくりして思わず声が出たらしい。諦めて午前休にした奥さんと『セックス・エデュケーション』シーズン2の最終回を見る。大満足。でも次が待ち遠しくなる幕引き。奥さんはシーズン2の五話くらいからしか視聴していないので、しばらくしたらシーズン1から一緒に観直したいな、と思っている。とてもいいドラマなので。


散髪に出かける。往復の読書は『あの素晴らしき七年』。エトガル・ケレットは『ジェリーフィッシュ』を観たと思うのだが観たという印象だけで何も覚えていない。生きぬくための、絶望しないための、自身をきちんとまなざすための、ユーモア。電車で読むには笑いを誘発しすぎる。にこにこニヤニヤ読んでいた。