2020.07.31(1-p.187)

目覚めると体調が最悪で、出社を諦める。こういうとき、いちいち発熱の有無を報告しなくてはいけないところに面倒を感じるというか、てきとうな理由で休みづらくなったな、と思う。

「積立草稿の録音(9)」が公開されていて、楽しみ。あと黒鳥社とコクヨ野外学習センターが協業してる「〈働くことの人類学〉」という新番組も最高そうで、耳が忙しくなりそうだった。とはいえまずは本で、読めるときは読みたいので本で、イリイチを読んでいた。

昨日、本屋ルヌガンガさんに『2』が届いたとのことで、宣伝をし、久しぶりに『プルーストを読む生活』をもっと売りたいなあという気持ちが湧いてくる。刷り上がった頃に文フリ東京の中止が決定し、本屋さんもどんどんお店を休ませていた状況だったので、こちらから各店に働きかけることすらせず、ただぼうっとしていたのだけど、本屋さんの側からお問い合わせをいただいて、三ヶ月くらいかけて、確実に在庫は動いていった。そんななかで『1』がなくなって、『2』の在庫だけが残った。続きものはここからが大変だな、と思ってまた止まってしまっていたのを、「『2』だけでもまったく問題なく読めますし──日記なので、『1』から読んでも途中からです」と思いついてツイートした。奥さんは、うまいね、と言ってくれた。『2』だけでもいい本なので、単独でも売れたらいいな。

そこで久しぶりにエゴサーチに励み、メルカリに『1』が売られている形跡を二つ見つけ、古書になった! という感動があり、『2』の感想を書いてくださっている日記をみつけて嬉しくなったりしていた。改めて、いい本を作ったと思う。いい本なので、もっと届け、と思う。『2』だけでも!