2020.05.05

望郷、乱世、宇宙、生命。

これはネタバレですが『火の鳥』は火の鳥以外だいたいみんな死にます。なのでどれも辛気臭い終わり方をする。あと人類の愚かさがワンパターン。何度もなんども同じような愚かさで身を滅ぼすのでこっちまで辛気臭くなる。もちろんそれがテーマだということはわかってわざと言っているが、いま読むものじゃなかったかもしれない。いまのところ復活編が好み。僕は『火の鳥』は太陽編以外未読だと思っていたが、黎明編を読んでいたらこれ読んだことある! と思い、太陽編はシリーズのなかで最長で、そんなに長かった記憶がない。全部読んでいないのかもしれない。なんかオオカミの頭のが出てくるんだよね。それで昔の話と未来の話が行ったり来たりして、そんでたぶんやっぱり辛気臭い感じの結末を迎えるんでしょどうせ。ちょっとお休みしようと思う。

 

ホットカーペットをしまう。これが大変で埃を叩いたり、洗濯したり、大騒ぎだった。家の役に立てている気があんまりしないで、それでなんだかぼんやりしてしまう。感情の起伏が大きい。すぐにしょげる。べつに無理に元気でいようとは思わないけれど、しょげると落ち込むし、落ち込むと負の感情を外に表出してしまうからあんまりよくない。

 

『鬱ごはん』の連載の追えるとこを追う。「映画の感想を自分で言語化するのが面倒だから感性の近そうな人の感想をSNSとかで検索する」みたいなとこでわかりみー、と言うと、隣で奥さんが素直だね、と言った。普段からあなたは感想とか私の言ったことをそのまま日記に書くもんね、と言われて、でもそれは奥さんの感想がわかりみだからで、と苦しい言い訳をすると、私は計算機じゃないよ、と真っ直ぐな目で射抜かれた。『火の鳥』の感想は検索する気にならない。