2020.08.31(1-p.237)

午前中は休みをとって免許の更新に行く。感染症対応で免許更新センターについても春は閉鎖されていて、更新期限の延長手続きをした時は延長後の期日までに講習自体が再開しているかどうかさえ不透明だった。感染症そのものとしては大きく状況が変わらないままに、半ばものなし崩し的に再開はなされ、こうして三十分のビデオを鑑賞する儀式に参列し、ぶじあたらしい免許が発行された。ゴールド免許おめでとうございます。ありがとうございます。帰宅して古いものと比べてみると、奥さんが言った。今だから言えるけど、昔の髪型や服装はやたら顔が大きく見えるね。
 
昼ごはんを済ませて『世界が土曜の夢なら』を読み終え、録音。一度誰かとの会話としてやってしまうと、独語の馬鹿らしさが募る。ヤンキー論は掘れば面白そうで、とにかくハマータウンがとてもいい本だったから、その勢いでマルクスに戻ったり、寅さんを続けたり、我が身を振り返ったりしたい。自身のヤンキー≒〈野郎ども〉性を点検すること。それは自身の資本制システムによる制御の具合の点検にもなりうる。
 
夜は『彼岸の図書館』や「山学日誌」を読み返しつつ過ごし、オムラヂの収録へ。たどたどと喋る。うまく喋れた自信はないが、好き勝手には喋った。はじめましてがオンラインだと、会話の呼吸が掴みづらくて何度も相手の発言にかぶせるような発話がなされてしまって、自分の間の悪さに辟易としつつも、なんとなく楽しかった。