2020.09.17(1-p.292)

明日はFGO のメンテナンスだった。なのでスカサハとの決着を急いだ。神とバニーとは、さすがに並走したくない。二部の辛気臭さはとんでもないが、一章と比べて二章はけっこう好みだった。友達がうまく作れない人に弱い。他人に対する臆病さは他人への配慮の過剰だから、そういう人のねじれたやさしさや誠実さが好きだったし、そういうものが失敗に終わるさまをフィクションとして消費するのも好きだった。悪趣味。
 
夕食後に『けいおん!』を見始めて、まずなにより画角! と思われた。僕にはユーフォのほうが圧倒的に面白く感じられて、今のアニメのほうがずっと面白いねえと言ったが、奥さんにそもそもユーフォも「今の」ではないと一蹴された。それにこれは京アニの黎明期の作品とのことで、要は『スター・ウォーズ』をいま見て映像がしょぼいというのと同じ愚行だと指摘された。当時のコンテクストの中でどのように衝撃的であったか、そういうのはリアルタイムでないと十全に感得できないものなのかもしれなくて、たとえば十年後には『セックス・エデュケーション』をみて、普通過ぎて何が新鮮なのかわかんない、などと感じられるかもしれない。陳腐化。それは作品にとって必ずしも嘆かわしいことではない。