2020.10.01(1-p.325)

『EXTRA』のアニメは唐突に終わった。いやほんとうはものすごく最終回らしい最終回だったのだけれど、NETFLIX の表記だと第二シーズンまであるっぽいような表記で、それに騙されていた。あれ、これてこのあとどうするの、めちゃくちゃ最終回っぽいけど、などと奥さんと話ながら見ていたらそれでおしまいだったから終わったんだ! と拍子抜けだった。内容としてはものすごくちゃんと最終回だったから、最終回というのは観る側がちゃんと最終回だぞ、と気構えていないといけないものらしい。落ち着いたらPSP のゲームを買うかもしれない。ネロだし。

 

「深海電脳楽土セラフ」も終えて、いまは裏面の攻略をしつつ、『ブルシット・ジョブ』を始める。のっけから痛快だが、僕はこれをどう読むのだろう、ブルシット・ジョブの従事者として? 『官僚制のユートピア』の続編として? なんにせよ、読む前からこうも読んだ気になっている本というのも珍しい。一生懸命BBちゃんの霊気再臨素材を集めていると、横から奥さんがひややかに言った。ムーンキャンサーなんか育ててどうするの? こういうとき僕はすぐに極論まで突き詰めてしまう。そもそもソシャゲなんかやってどうするの? いや、そもそもでいったら人生すべて無意味なわけだし、意味を突き詰めていったら日々の生存の根拠自体がないのだから、ムーンキャンサーを育てるくらいのナンセンスはナンセンスにすらなりえないくらい些末な無意味だ。

 

興奮するメールが来ていて、猛然と返信を書きつつ、その勢いで日記を書く。家からほとんど出ないと日々の区切りが平坦で、毎晩布団に入るたびにもうここに辿り着いたのか、と愕然とする。油断するとこの日記も毎日同じことしか描かなくなるだろうし、それに気がつくことさえないだろう。

 

今日もネロは来なかった。