2020.01.13

日中は労働。昼休みに東浩紀「アクションとポイエーシス」のWEB公開されたのを読む。僕はやっぱりポイエーシスに惹かれるが、それでもなお労働を無視できないでいる。労働と制作のバランスのとり方にこそ関心があるようだった。自分なりにバランスを探りながら何とかやっていくことは、それ自体がなにかしらの政治性を持ちうるのではないか、とも。


帰宅後『リングフィット アドベンチャー』。さいきんサボり気味だったのではりきって行う。それからボラーニョ。さいきん放置しがちだったのではりきって読む。ようやく五部のリズムが掴めてきた気がする。この緩やかな連関はありつつも各部で文体も内容もそれぞれ異なった様子であるの、JOJO みたいだな、と思う。夕食は親子丼。さいきんはキッチンを同居人に任せきりだ。同居人が作ったパフェはお店で食べるような情報量で、頭がいい味がする、と言い合った。金柑の甘露煮、梨の赤ワイン煮、ほぐした蜜柑、ラムレーズンをクリームチーズに混ぜ込んだの、などが調和をなしていた。それとは別に買ってきてくれたスコーンとカヌレもあってたいへん豪華。寝るまでお腹のなかで小麦がどんどん膨れていくようで苦しかった。


明け方、地震で目を覚ます。普段なら僕は目を覚まさないか、とっさに僕の無事を確認する奥さんの手を寝ぼけて両手で握り返して「違う、今はそういう甘いやつじゃない」と呆れられたりするくらいだが、今晩はずっと気圧が大きく上がり続けていたらしく、それで眠りが浅かったらしい。