2020.01.27

雪の予報もあるらしく、雨の降る前のぐぐぐ、と押さえつけられるようなだるさが強くある。低気圧は下がり幅に関係なく、振りだす前の下降が決まって重い感じがする。降りだしてしまえば少し楽になるはず。


読む本ないな、と思いながら電車ではフヅクエのメルマガ。それから、あ『御社のチャラ男』があった、と思い出され、やっぱり背表紙を見ていないとすぐに存在を忘れるから電子書籍は難しかった。電子データは手許にある感じがしない。山田さんの不穏な薄っぺらさ。


昨晩、肩甲骨のあたりに違和感がある、という奥さんに寝室に長いあいだ転がっていた湿布を取って貼ってあげたのだが、それがどうやら湿布ではなかったらしく、「昨日貼ってもらったの、湿布じゃなかった…なんだったのかわからない…」「伸縮ゼロで湿布の匂いが全くしなくて効いてる感じもなかった」とSlack がある。いまのところかぶれていないらしいのでよかったけれど、ではあれは何だったんだ。


春のZINE についてのやり取りがぽつぽつ始まって、まだ何も形になってはいないが楽しみになってきた。春には二巻を出す日記本もじわじわ動いているようで嬉しい。そろそろ次の動きを考えるべきだった。


移動時間で絲山秋子おわり。中盤からが本番で、どんどん面白くヒリヒリしてきて、最終的にすべてのパンクスと乾杯したくなった。

仕事中、ああこいつ使えねえなあ、だとか、バカでしょ、みたいに思われたな、とはっきり分かる場面が今日はいくつもあって、人は簡単に人を見下せるということを考えていた。それで余計にチャラ男が染みた。それぞれのスタンス、それぞれの語彙、それぞれの判断基準。そこから見える景色は誰もがばらばらだが、いつも中心に自分を据えてしまえる人とそうでない人とがいる。僕は後者で、チャラいのかもしれない。