2020.04.14

在宅。特に大きな仕事なし。ZINEの編集会議を行う。ページ割りも決まり、あとは編集後記だけ。リリースが楽しみ。

 

昼を食べて、運動。電話で漢方薬を注文する。運送会社や、小売店の負担を思う。どうしたらいいのだろう。とはいえ薬がないのは困る。編集の目処が立って、有り余った元気が多動を引き起こす。

奥さんの仕事の邪魔もいけないので、近くの河原まで散歩に出かける。日差しが強く、サングラスとマスクという姿、あまりの不審者ルックに奥さんとひとしきり笑ってから家を出た。Twitterでおおよそ見当はついていたので、ご近所さんとうまい具合に出くわすことができた。等間隔に間を空けて寝そべったり、おしゃべりしたり、しなかったりした。黙っていてもそこに人がいるという緊張感はいい。これは通話での会合ではできないことだ。具体的な肉体と近接すること、他者と空間を分け合うこと。その感覚は言葉や音声といった記号に還元しきれない情報なのだろう。すくなくとも今のところは。

町に下ろうとすると、住宅街をぐるぐる迷った挙句、視界が開けると土手から200メートルも離れていなかった。時空が歪んでる! と面白がった。川は僕らの歩いた住宅街を囲むようにU字に流れていたのだ。商店街で晩御飯のおかずをテイクアウトするというので、オススメのお店をやいのやいの教え合う。

ひらひらと手を振って解散。人と会うのはいい。今後、会ったり集まったりすることがどういう価値判断のもと行われるようになるのかわからない。けれども今はまだ、会ったり集まるのはいいな、と思う。それは僕には身体感覚の問題だった。

 

『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』は非常に面白く、この本のメンバーに僕たちの「ごきげん」についてのZINEを読んでもらいたいと思う。送り先さえ見当ついたら、献本してみようかしら。そんなことを半ば真面目に考えている。

 

寝る前、ご近所さんに教えてもらった『ハッピー・デス・デイ』をAmazonPrimeで観る。めちゃんこ面白かった。主人公がとっても魅力的。奥さんはたしかにめっちゃ面白かった、でもビックリする系の怖いのはいや、寝れなくなっちゃう、と布団の中でぱっちりと目を開けて、こちらを恨みがましく見つめていた。