2020.11.13(1-p.325)


相変わらず賃労働に忙殺されている。


とはいえきょうは在宅だったので、『ハイキュー!!』を観ながら手を動かしていた。みんなかわいい。素直ないい子ばかりで、ニコニコしながら見守ってしまう。少年として少年漫画を楽しむ季節は終わったのかもしれなかった。いつまでも少年の心を、っていうのは、ある種の地獄だ。奥さんは夜は会社の打ち上げとのことで外で食べて帰ってくる。昨晩の麻婆豆腐をつけ麺の汁にアレンジして乾麺を二玉茹でて食べた。奥さんが絶賛していた『クイーンズ・ギャンビット』を始めて、三話まで。アニャ・テイラー=ジョイの顔がひたすら良い。ルッキズムへの批判は僕はどうしても腰が入り切らず、それはやはり映画において、いい顔とはいいものだからだ。これは美学的な感覚であり、ただ美に留まれば悪くはないというか、人はどうしても真善美をセットに捉える感覚がまだ残っていて、真と善と美はぜんぜん別物としてありうる、という考え方もありうるはずだ。弟が最近そんなことをツイートしていた気がする。アニャ・テイラー=ジョイの完璧な顔について、奥さんと称え合っていたら、そんなことを思い出していた。