2020.07.17(1-p.154)

朝はリアリストのためのユートピア。帰りはマルクスのつもり。

朝にマルクスを読まないと日付の後のページ数を空欄にしたままその日の日記を書きだすことになる。これが少し落ち着かない気分になるというか、帰りは読まなきゃな、と思うのだけど、帰りもマルクス以外の本を読んだっていい。公開するときには結局きのうと同じページのままかもしれない。

 

昼休憩は近所の本屋に。『本の読める場所を求めて』と『百年と一日』をなんとなく目指していったのだけど、目的買いがつまらない気がして、ほかの本ばかり見ていた。それにいまは小説は『秋』があるし、本の読める場所も求めてない、僕はいま本はいつだって読むし、読む場所が欲しいときはそれこそfuzkue に行く。fuzkue はいまは行くところであって読むところではないな、と思い、それこそ僕はfuzkue で本を読むことでfuzkue を利したい、その場所について書かれた本を買うことで利したいわけではない、なぜなら、いま読みたい本はほかにあるからだ。そう思われ、結局何も買わずに事務所に戻ってしまった。なんとなくしょんぼりする。でも、本は僕は買うものである前に読むもので、だから図書館で借りれそうな本は借りて読んでから手許に残したいかを考えたいし、新刊はすぐさま読みたいものだけを買いたかった。もしくは好きな書店で、挨拶代わりに、その場で目に留まった本を買いたかった。あまり思い入れのない本屋で、いまではなくてもいい本を買う、というのはどうしてもピンとこないようだった。

いまは僕は、お金のこととかを考えたい。遊んでいるゲームもトルネコだった。